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育毛のガイドライン

2010年 04月 14日 | News,お仕事

今回、日本皮膚科学会が国内外の論文に基づき育毛剤、植毛などの診療ガイドラインを作ったそうです。
推奨度を高いものから、 A B C1  C2 D の5段階で表しています。
今回のガイドラインがつくられるきっかけとしては、育毛剤や飲み薬による治療や、髪の毛を移植する植毛など
十分な効果が得られなかったり、頭皮が炎症を起こして逆に髪の毛がはえなくなってしまうケースなど様々なトラブルがあったからのようです。
今回1番良い評価のA評価を得のは、育毛剤については主成分がミノキシジルの製品。この商品のみに発毛効果に関する良質な根拠があるとされました。
CMでおなじみのリアップがこの代表的な商品です。(副作用も発表されていますので説明書を良く読んでからのご使用を)
その他、大手製薬会社のアデノシン、T-フラバノンなどは、髪が太くなるなどの効果が一部の試験では報告されているものの
信頼性の高い試験の数が少ないことから、行うことを考慮しても良いが十分な根拠がないということで C1 の評価でした。
薄くなってきた部分に後頭部から取ってきた自分の髪を植えつける「育毛植毛」は、十分な知識と経験をもつ医師が行う場合には勧められるとして B 評価でした。 
化学繊維の毛を使う「人工毛植毛」については、皮膚の炎症などの多くの有害事象の報告があり勧められないということで D 評価。
日本皮膚科学会の代表によると様々なタイプの育毛剤がでているがガイドラインにのっているもの以外は科学的な根拠がなかったそうで
トラブルが減るようガイドラインを役立ててほしいと言われているようです。
詳しくは、今月下旬から日本皮膚科学会のホームページで一般公開するようですのでご確認下さい。
その時又個人的な感想も含めお話したいと思っています。びっくりするような内容があったりするかもですね。