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花押との出会い

2010年 01月 22日 | ちょっと一息

私が花押を知るきっかけになったのは6,7年位前になると思います。とても素敵な絵画と出会いました。素敵というか刺青の下絵みたいで迫力がありかっこがいい鳥の絵で多分、鳳凰だと思います。その絵の左下に、これまたおしゃれでかっこがいいデザインの印みたいなものがありました。それがその絵を描いた方の花押だったのです。もちろん花押という言葉も知らず何かもわからずはじめて見る物でしたが、不思議と見入っていた事を覚えています。
3年位前、STILLをオープンする前にお店のロゴや名刺や印刷物など今はパソコンで簡単に制作できる時代ですが自分なりにこだわってみたいなと思っていました。仲間から様々な方を紹介してもらいどうしようかなと考えている時
ふと、その絵の事を思い出して話をしていたら花押の有名な先生が立石にいらっしゃるという事を知りました。知人の紹介で面識をもたせてもらいお店にいきました。場所は立石2-23-10 栄昌堂印店 見た目はこだわりがありそうなハンコ屋さんだなとの印象でしたが実は、鶴川流花押 宗主  望月 鶴川先生との出会いでした。正直な所、花押の世界の事など全く知らなかったのですごい方なんだと知ったのも後々だったのですが。
先生と少しお話をしてお店のロゴ、名刺のデザイン、名前の文字などをお願いしました。自分の思いをある程度お話ししましたが、もう先生が僕をみた感じのイメージでお任せで大丈夫ですみたいな独特な空気というか安心感があったのを覚えています。現在使用しているロゴや名刺の書体がそれです。個人的にはすごく気にいっています。STILLがオープンした時には名前を彫ったグラスを頂いたり、先日は自分の名前を書いて頂いた扇子を頂いたりとお世話になりっぱなしなのですが。又、印鑑などをつくる機会があったらお願いしようと思っています。著名人、芸能人~政界の方まで幅広く支持されていて、テレビでは花押の解説、本の出版、海外でのデモンストレーションなど様々な分野で活躍されている先生です。皆さまももし興味がありましたらホームページをのぞいてみてください。ちなみに昨日のテレビ番組の櫻井翔×池上彰のそうか・・・・でも鶴川先生が大臣や武将の花押を提供して放送用に拡大してデータをつくり、内容の打ち合わせも何度もしたそうです。最近、自分が頂いた扇子を次にご紹介します。様々な方の花押が描かれています。お店にも飾ってありますので是非ご覧ください。