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ヘナの安全性

2009年 09月 25日 | ちょっと一息

自然派カラーについての説明です。髪が傷まない、地肌に刺激がないなどとの説明で良く、ヘナはやってますかとお問い合わせがあります。実際ヘナはどうなんですかとの質問も多く伺います。
そこでSTILLでのヘナについての見解をお話させていただきます。ヘナは植物から作られた染料でその粉と水をまぜてそめていくので、刺激もなく髪にも頭皮にもやさしいです。本当に天然ヘナ100パーセントであれば・・・です。
実は天然ヘナと説明していながら実は普通のカラーの染料(ジアミン系)をまぜているのがほとんどで、通販で買われる方はもちろん美容師でもそれを知らずに使っているケースが多くあります。2、3年前に確か国民生活センターみたいなところ?から新聞で注意してくださいとの記事までのった事もありました。あなたのヘナは大丈夫ですか?的な見出しで。髪、頭皮はもちろんですがその時は流行していたヘナで腕などにペイントしてしばらくもつタトゥーの事にもふれてありました。天然のヘナは、オレンジ~赤~赤褐色しか表現できません。しかし黄色や青、黒などをタトゥーでペイントした結果皮膚にトラブルが生じたケースが多発しました。この原因もヘナにプラスされたジアミン系の染料が原因でした。ただ決してその染料が必ずしも悪いという訳ではなく大多数の方が行っている通常のヘアカラーに含まれていて、様々な色を表現するのに役立っています。ですが肌の弱い方やアレルギー体質の方にはトラブルの原因になってしまいます。そのことから髪や地肌の事を考えヘナを使おうと考えている方が100パーセント天然のナチュラルヘナではなく知らないうちに化学的な染料(ジアミン系)が混ざっているケミカルヘナを使用した場合に、安全だと思っていても実はトラブルになってしまいます。ではなぜナチュラルヘナに化学的な染料を混ぜてしまうのでしょうか。それは、先ほどお話ししたように本来ヘナは赤褐色系の色味しか表現できません。(インディゴ・藍のパウダーを加えてもう少し暗く調節してあるものもあります。天然成分ですが鉄鍋の中で混ぜあわせてペースト状にしなければいけないのでペースト状で出荷されます。もちろん腐りやすいので様々な保存料がはいってしまいます。)
白髪を暗くするために使うため赤褐色よりもう少し暗く表現する為に染料をプラスされます。それとナチュラルヘナの場合、髪の毛に色がつくまでに1時間から2時間と長時間必要です。ですので美容室で使うヘナでも化学的な染料の割合が多くなっている現状です。以外と通信販売で買うヘナの方がナチュラルな物が多いのかも知れません。自宅で自分でそめるのなら2時間位つけっぱなしでも他の用事もできますし。ナチュラルヘナとケミカルヘナとの見分け方ですが、非常に難しいです。表示成分が偽装されているくらいですので・・・・。最近はそのあたりも厳しくなっていますのでほぼ大丈夫だと思いますが。ナチュラルヘナの場合は化粧品登録で表示されます。ケミカルヘナの場合は雑貨扱いで表示されます。そこで見分けるのが良いかなと思います。ケミカルヘナ、雑貨扱いのものは本来、頭髪に使用してはいけない物ですので、トラブルが起こってもPL保険は適用されませんので注意が必要です。